


インタビューレポート②
今回塚本先生の元で勉強させてもらい、自分自身成長したなと実感しています。街角インタビューを始め、議会傍聴、勉強会の参加など、普段経験することができないことをたくさん経験させてもらいました。そして塚本先生とお話させてもらい、社会の厳しさ、人間関係、就職のこと、今自分はどう生きるべきかなどほんとにたくさんのことを学びました。バイト先での悩みを相談したこともありました。自分が思っていたこととは違う考え方を塚本先生は持っていらっしゃって、驚きとともにこういう考え方もできるのかと感心しました。神経質で窮屈な生き方をしていた僕を塚本先生は変えてくれました。
街角インタビューを通じて話す力をつけることができました。最初は伝えたいことをうまく言葉にすることができなかったのですが、いろんな人にインタビューしていくうちにだんだんとしゃべれるようになってきました。そして北区のことをインタビューしていくうちに北区のことをたくさん知ることができました。逆に自分の町のことは全然知らないなと考えることができました。政治、経済そして町のこと、社会の仕組みに対して全く興味がなかったのですが興味を持つことができました。約2か月間ですが塚本先生の元で勉強させてもらい、自分自身ほんとに成長できたと思いますし、かけがえのない充実した夏休みを送ることができ、本当に感謝しています。塚本先生は学生のうちにとにかくたくさんのことを経験しろと言ってくれました。これからは失敗を恐れずたくさんのことに挑戦し社会に出て活躍できるような人になります。短い間でしたが本当にありがとうございました。
塚本久事務所インターンシップ1期生 福井朋弥

インタビューレポート①
″みんなの北区プロジェクト″という企画の一環で、20代から40代までの若者がどのようにしていったら、まちに関わることができるのか、ということに重きを置き、8月からインタビューが始まりました。
インタビューを通して、会話が繰り広げられる中での質問の難しさ、また、お話頂いた内容を正確に聞き取り、記事としてまとめ上げる難しさを感じました。そのインタビューを10件行わせて頂いたわけですが、インタビューに協力して頂いたことだけでなく、お話される口調からも、北区のまちの方々の温かみを直に感じ取ることができました。インタビューに関すること以外にも、私たち若者がこれから生きていくうえで、人生の糧となるようなお話等、様々なお話を様々な視点からお話を聞くことができ、大変貴重な経験をすることが出来ました。
私は、北区の生まれではないため、北区の町の良さ、課題を、地元と相対的にみることができました。地元の良いところや北区の良いところが改めて、深く感じ取れる機会でした。そのような意味においては、とても視野が広げられたと思います。
最後に、イベント等で、地域と関わり合う機会があったときには、若者たちが地域を盛り上げ、どの世代も問わず、地域に関わっていけることが理想です。若者世代の一人としては、まず地域に関わり、コミュニケーションをとっていき、楽しむことを実践していきたいと思います。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂

【インタビュー】主婦 川上 朗子さん
Q北区の良い所はどのような所ですか?
A北区役所周辺は、栄や名駅といったオフィス街、繁華街に近いことです。名古屋城やナゴヤドームに自転車でいける距離で、通勤・通学・習い事にも便利です。楠・味鋺地域は、緑が多く、北区の名産、味鋺いも(さつまいも)も生産されています。新興住宅地で若い世帯が多いイメージです。
Q若い方が多いという話がありましたが、場所で偏りがあったりはしますか?
Aひとつの学校における子供の数(一学年のクラス数)が異なっています。子供の人数に偏りがあるため、子供の少ない学校では当然、部活動の数も少なく選択の余地がほとんどありません。学区が広い地域は通学時間が長くなります。今後、小中学校の学校運営に影響がでなければいいなと思います。
Q北区の課題はどのような所だと思いますか?
A北区だけではないでしょうが、交番に警察官が不在のことがあり、防犯面で心配になることがあります。何かあったときにすぐ対応してもらえるよう、できるだけ交番にいていただきたいと思う反面、(相反する要望になるのですが)犯罪抑制のためにパトロールも強化していただきたく思います。定期的に下校時や暗い夜道を、警察の方や防犯パトロールの方が巡回してくださっていることは心強く思っています。子供たちが安心して行動できるような町になってほしいです。
Qでは、防犯面で、こうしたら良い等あれば、教えてください!
A空き家や廃墟が多くなると、町が暗くなり死角ができてひったくりが増えてきます。防犯面で問題が出てくるので、空き家を何かに活用できたら、と思います。例えば、空き家となっている長屋を若い方たち向けにリフォームしたり、空いている住宅を転勤族の方たち向けに一定期間割引きしたりして、空き家を減らす試みをしてみると、防犯面でも安心ですし、子供たちの生活にも人の流れができて活気がでてよいかと思います。
Q20代~40代までの若者が北区のまちにどう関わっていけると思いますか?
Aご近所の方に挨拶をして、お互いを知る事からはじめてみては、と思います。プライバシー保護の観点から個が重視されるようになり、家族構成が分かりづらくなってきました。災害時の近所同士での助け合い、犯罪抑制のためにも、せめて、ご近所さんの顔と名前は覚えておけるとよいのでは、と思います。
・学生からの意見
親にとって、子どもたちが安全に通学できるようにと考えるのは、当然だと思います。そのためにも、空き家をなくしたり、ボランティアのパトロール活動などは、非常に重要になってくるのではないでしょうか。今は、昔より、少子化の影響から部活動の運営も難しい状況なのかな、と思います。子供たちが成長するためには勉強だけじゃなく、部活動を通じて学ぶことも大切なのではないでしょうか。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂・福井朋弥

【インタビュー】住宅街 主婦 渡辺 智香子さん
Q北区の良い所はどのような所だと思いますか?
A北区は住みやすいまちだと思います。都市に近いため、いろいろな物が揃えやすいです。近くに、大型スーパーやホームセンターなどのお店があるため、生活上で不便は特にないですね。地域の人も心温かい人が多く、会うと挨拶してくれます。
Qお子様を育てるという部分では北区はどのようなことが言えますか?
A名城公園は自然がいっぱいで子供を遊ばせるのにはもってこいです。だんだん良くなってきていると思いますが、子供が安心して遊べる場所がもっと増えるといいと思います。それと小学校が合併するという話がありますが、合併してしまうと学区が広くなってしまい、子供の通学は大変になってしまうのでちょっと心配ですね。
Q北区の問題点は何がありますか?
A北区を象徴するものが何かあるといいと思います。その土地ならではの何かがあるともっと北区が良くなると思います。あと矢田川の水害も心配ですね。
Q20代~40代の世代の人がもっとまちに関わるためには何が大切だと思いますか?
Aこどもたちや高齢者の方が住みやすいまちになればいいですね。そのためには町内会や子供会などの協力が大切になってくると思います。一部の人だけでなく、若い世代の人も、もっとまちに関わることが大切で、30代・40代の父親世代も、もっとまちに関わることが大事ではないでしょうか。おやじの会という活動もありますね。いろんな面で忙しいのは良くわかりますが、もうちょっと関わりがあってもいいと思います。そのためには、夏祭りや運動会などのイベントもあるといいのではないでしょうか。地域全体で協力してまちを良くするということが大切なことだと思います。
・学生の意見
買い物のしやすさ、交通の便の良さなどを考えると、北区というまちは、主婦の方にとっては、たいへん便利なまちだと思います。会うと挨拶してくれる人が多いのもすごくいい所です。やっぱり、親が一番心配しているのは子供の安全だと思います。各年代の人が協力し合ってより住みやすいまちになればいいと思います。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂・福井朋弥

【インタビュー】 保育園 園長先生 林 小夜子さん
Q北区の良い所はどのような所だと思いますか?
A北区は下町風で気さくな町です。そして民生委員の方の働きがすばらしいです。町の人は人情が厚く、困っていたら放ってはおけないという考えの人が多いため、外から入ってきても子育てがしやすく、働きやすく、親しみやすいので大変助かっています。
Q子育ての話をもう少し詳しく教えて頂けますか?
Aここ最近では保育園が増えてきました。中には外国籍の児童もいます。外国籍の子供たちは周りの人と上手くコミュニケーションがとれず、落ちこぼれてしまう子もいます。北区に限ったことではありませんが、外国人に対するケアをもっとするべきなのではないでしょうか。そして最近では、忙しいためか、親が家にいない時間が多い家庭もあります。そのため学童の運営がたいへんです。ですので、行政の力を借りたいという思いはあります。子供が外で夜遅くまで遊んでいたり、ひきこもりの問題なども不安です。
Q北区の問題点はなにかありますか?
A川を挟んで北と南で格差があるのではないかと思います。川北は、川南に比べ、人口が少ないのではないかと思います。そのため、若者が少ないという所が問題だと思います。
Q若者が少ないという事ですが、20代~40代の働き盛りの世代の若者がもっと町に関わるためには何が大切だと思いますか?
Aやっぱり子供ではないでしょうか。親は子供を介して様々な話題ができ、つながりを持つことが出来ます。ですので、子供が関わることが出来るようなイベントがあるとお母さんだけでなく、お父さん同士のつながりも出来るのではないでしょうか。お父さんたちも同様で、子供を通じて成長出来るのではないかと思います。地域で子育てをするということがやっぱり大切なのではないでしょうか。
・学生の意見
親にとって子供というのは、何よりも大切で、子供の幸せは全ての親が願っていることだと思います。地域のつながりを強くするためには、まず子供からなのではないでしょうか。子供を喜ばせ、楽しませるようなイベントを作り、そのイベントを通じて、親とのつながりが出来ればいいと思いました。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂・福井朋弥

【インタビュー】印刷・製版業 毛受 隆さん
Q北区の良い所はどのような所ですか?
A都心にありながら、矢田川や庄内川があったりと自然が多い所です。あとは、温かみのある方が多いですね。そして、地域との関わりが深い所も良い所だと思います。3世帯の家が多いため、世代隔たりなく住むことができるイメージです。
Qでは、北区の課題はどのような所だと思いますか?
A子どもの事で言えば、遊び場が少ない所だと思います。子どもがケガなどしたら大変ですが、やはり外ですくすくと遊んでほしいという願いはあります。それと、平日の仕事などで授業参観やPTAの集まり等に参加ができず、例えば学校の理科室の場所が瞬時にわかる、というお父さん方は少ない気がします。週末に学校開放して、学校の中を子どもとまわるというような機会があれば、面白いと思います。
Q仕事などでお父さん方が参加できないとのことですが、他に課題はありますか?
APTA主催で、まちのパトロールを夜に行う機会がありますが、なかなか出てこられないお父さんが多い気がします。パトロールに来ていただけるお父さんが増えていって欲しいですね。また、PTA役員をこれまでで7年やってますが、役を受けてくださる方が少ないとも感じています。
Q20代~40代までの若者が北区のまちにどのように関わっていけると思いますか?
A名古屋市PTAではお父さん同士のつながりを持つものとして、親父の会が推奨されていて、北区の小中学校においても数校で運営されています。親父の会では、お父さん方を集めて、イベントの計画や食事会を開いたりしています。和気あいあいとした雰囲気で楽しめますよ。学校の中でキャンプ、ドッチボール大会等やってみても、楽しいですね。また親父の会を機会に、お父さん方同士で、子育ての手伝い等の話で様々な方と意見交換できたら良いと思います。運動会や盆踊りといった地域行事にも参加して欲しいですね。
・学生の意見
働き方の違いで、パトロールできる人もいれば、難しい人もいるでしょうが、子どもたちが安全に暮らせるようにパトロールしてくれる父親が増えればいいと思いました。パトロールしてくれていることで、町が陰ながら守られているということを考えながら、私たちは感謝しなければならないですね。私たちが父親になったときにも、こういった、町に協力する姿勢を示していくべきではないでしょうか。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂・福井朋弥

【インタビュー】写真家 大野 阿具利さん
Q北区の良い所はどのような所ですか?
Aみんなが協力し合って町を良くしようとしている所ですね。みんな仲間だという意識があるので、気楽に過ごせますし、安心して過ごせるので、良い町だと思います。みんなで声かけをして町をより良くしようとしているんですよね。ゴミの清掃活動など積極的に参加してくれるので、北区ってすごくきれいな町なんです。学校、PTA、子供会、との連携があるため、町のことについての情報が入ってきやすいです。町を知るための工夫があるんですよね。町を知ることって非常大切なことなんですよ。町の人が一丸となって町をより良くしようということです。
Q子どもたちについて言えることは何かありますか?
A今の子どもって昔よりも外で元気よく遊ばなくなっちゃってるんですよね。ソフトボール大会をしても参加してくれる子が少なくて、ちょっとさみしいです。昔はソフトボールを教えてもらいたくて訪ねてくる子がたくさんいたんですけどね、もっと子どもは外で遊ばなければいけないですし、親は子どもをもっと外で遊ばせなければいけないですね。子どもたちが集まって元気に遊べるような機会があるといいです。そのためにはそれを企画する人、つまり核となる人が必要になってくるんです。最近では子ども会に参加する子どもの数が少ないのですが、やはり幼少期のそういった経験は大変重要です。コミュニケーションの取り方、体を動かす楽しさを学ぶ必要があると思います。
Q北区をもっと良くするために大切になってくることは何ですか?
A各年代がもっと協力し合ってふれ合える行事、イベントがあるといいですね。若者にはもっと積極的に町に関わってほしいです。例えば、芋煮会といったようなイベントがもっとあれば町も活性化すると思いますし、楽しめるのではないでしょうか。またはスポーツで手をつなごう、つまりもっとスポーツ行事があって、それを通じてたくさんの協力、助け合いが生まれ、町の人がもっと団結するといいですね。ソフトボールの審判員をしている身としてはソフトボール大会がもっと盛んになってほしいです。
・学生の意見
スポーツって、本当にたくさんのことを学ぶのに、うってつけだと思います。仲間をおもう優しさ、おもいやり、人とうまく付き合うためのコミュニケーション、勉強とは違ったことを学ぶことができます。子どもは外で遊ばせたほうがいいですね。大野さんのもとにまた昔のようにソフトボールを教わりに来る子どもがくるといいなと思いました。
塚本久事務所インターンシップ1期生 猪熊晋堂・福井朋弥
